愛犬の涙やけ、気になりますよね。
こまめに拭き取っても、念入りにシャンプーをしても涙やけは治りません、、、。
多くのワンちゃんに起こる涙やけ。
その解決に重要なキーワードとして「腸内環境」があるのでは?という気になる論文を見つけました。
“ドックフードの変更によりイヌの涙やけ改善が認められた一例,2019 年 22 巻 2 号 p. 95-100, https://doi.org/10.11266/jpan.22.2_95”
涙やけってなに?
涙液が目から溢れ、濡れた部分が赤褐色に変色することをいいます。
多くの犬で見られるため、めずらしいことではありません。
涙腺から分泌された涙液(なみだ)は鼻涙管を通り、鼻腔に排泄されます。
ところが、
・細菌感染などで涙の量が増えた。
・鼻涙管が狭い、または閉塞している。
などが起こると鼻涙管から排泄されずに溢れ、涙やけとなるのです。
腸内環境との関係は?
論文では涙やけが見られたフードと涙やけが改善したフードを比較。
排便を調べたところ、改善したフードでは便のpHは低くなり、短鎖脂肪酸濃度は高くなったそうです。
プロバイオティクスなどの有用菌はpHが低いと生育しやすいため、pH低値では良好な腸内環境と捉えます。
また短鎖脂肪酸の増加は腸内細菌によって生成されます。
つまり、涙やけを改善したい場合乳酸菌などのプロバイオティクス、オリゴ糖などプレバイオティクスが配合され、腸内環境に配慮したフードを選択肢に加えることをおすすめします。
以上の結果をみても、腸内環境と涙やけは関係がありますね。
まとめ
・涙やけの改善にはプロバイオティクス、プレバイオティクスが配合されたフードを選ぶ
・腸内環境に配慮されたフードは、涙焼けの面積、涙やけの量の減少が期待できる
もしあなたの愛犬の目元が赤褐色に染まっていたら、、、腸内環境がどうか、フードはあっているか、ぜひ見直してみてくださいね!
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