シニア犬の食べない悩みの原因と解決方法

愛犬がシニアになり食欲が落ちると心配ですよね。
ここでは、食欲が低下する主な原因とその対策について解説します。

目次

体の変化による食欲不振

加齢により代謝は落ちて、運動量も減るためにエネルギー消費が少なくなります。
さらに消化機能も低下していると食べる意欲が低くなります。

シニア犬は少量でも栄養価の高い食事を与えてあげましょう。特にタンパク質や良質な油はマストです。消化に優れたフードや消化酵素、栄養素を補うサプリメントをうまく利用することがおすすめです。

口腔内トラブル

シニア犬は歯周病や歯の痛みなど口腔内トラブルも多くなり、固い食べ物を避けることがあります。
食べないのではなく食べられないのではないかお口の中を毎日チェックしてあげましょう。

ドライフードをぬるま湯でふやかしたり、柔らかい食材や大きさを工夫してあげましょう。口腔ケアは歯ブラシが難しければガーゼで拭いたり、口腔内スプレーなど状態に応じて使い分けてあげましょう。歯のトラブルは免疫、全身の炎症に関わりがあるとされています。

嗅覚や味覚の衰え

嗅覚や味覚が弱まり、以前のような食事への興味を持たなくなることがあります。

温めて香りを出したり出汁やスープを使い風味のアクセントも有効です。ボーンブロスやお肉やお魚、卵など少し足すのもバリエーションの変化が生まれて食欲を刺激します。

病気や体調不良

シニア犬は関節炎や腎臓病、消化器疾患など様々な慢性疾患を抱えやすく、これが食欲に影響する場合もあります。

動物病院での診察のうえ適切な食事を取り入れながら栄養を補ってあげましょう。気分が悪かったり、痛みがあると犬も食欲は低下します、根気よく温かい気持ちで見守ってあげましょう。

ストレスの問題

休息でしっかり体を休め、散歩でストレス発散することはシニア犬も大切です。
犬の習性に合う生活リズムができているか、飼い主さんとの関係は良好かどうかなど様々な問題によって食欲に影響を与えることがあります。

犬が安心でリラックスすると消化活動が活発になります。落ち着く場所、食べやすい時間、飼い主さんの優しい笑顔が犬に安心を与えます。

まとめ

 シニア犬の食欲不振は日頃から愛犬を観察し「食べたくないのか」それとも「食べたいけれど食べられないのか」単に好き嫌いなのかそうでないのかその原因を知り、適切な対応を取ることが大切です。
 たとえば鼻先に少し食べ物を持っていくとにおいを嗅ぎにくるかどうか、興味があるかどうかも判断材料になりますし、同じ食材でも昨日は食べなくても今日は食べることもあります。

 シニア犬は様々な疾患を持つ背景もあるため、シニア犬のペースに合わせて焦らず、無理なく食事を楽しめる工夫をすることで、愛犬が元気な老後を送れるようサポートしてあげましょう。




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この記事を書いた人

伊藤きみこのアバター 伊藤きみこ 犬の腸活アカデミー主宰

愛犬を3年先もハグする未来ををモットーに活動しています

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